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2006年02月24日

2月24日

今の時分、朝5時はまだ暗い。
暗闇の中で目を閉じる。規則正しい自分の足音と静寂、そして期待。
期待はまた、不安の裏返しでもあり、表裏は一体。
不安は、結果に対するものではなく、経過の中に有る。

何故、素直に故郷創生の過渡期にあってまで、邪念雑念に捕らわれるのか、理解不能の世界が在る。
目を開けると、暗闇は変わらないが視界が開けた。
スピードを上げる、すれ違った先輩が声をかけてくれた。
「市長、無理すんなよ。朝のランニングは膝に悪いぞ」

痛みの残る左腕を上げて応えた。
「かかってこんかいです」
後に続く、後継者育成塾のメンバーは多い。

曲がり角を廻る時、先輩の姿が見えた。
ガッツポーズで見送ってくれる影が見えた。
今日、新たな「旅立ちの日」、間もなく夜明け。