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2006年04月09日
桜
庭に、桜の木が一本あります。
もう、14、5年ほど前、2メーターほどの細い木を、貰って植えました。それが大きな木になり、見事な花を咲かせています。
桜の花には、人を別の世界に導く趣が有ります。
特に、明かりに照らされた夜桜には、不思議な魅力があります。
そして、神風特攻隊で有名な関大尉の辞世の句にも、桜の言葉がありました。
「教え子よ 散れ山桜 此の如くに」
心したいものです。
その時は、軍神と称えられた関大尉も、敗戦後、残された老いた母に、生き残った日本人は、冷たかったそうです。進駐軍の目を恐れたからでしょう。ある意味で評価されたのは、死後であったそうです。
私が生まれた頃、関大尉の老母は、一人苦労して生きておられた。
私の母も、一人、幼い姉弟を、苦労して育てていた。
人の世の不思議、そして縁。桜の花の似合う人生を生きたいものです。
最初の特攻隊員・関 行男大尉
1944年10月25日没 23歳
彼の戦死後、新妻・満里子は離籍、再婚した。一人残された母親・サカエは、敗戦を境に「軍神の母」から「ただの母」になった。そして、知人の物置で暮らしながら草餅の行商をやり、人々に石を投げられることもあった。後に学校の小使いになって、昭和28年に寂しく病死した。