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2006年09月28日
首長の辞職
暗闇の中、見たこともない父の故郷へ車を走らす。
途中、何台かの自転車を追い抜きました。坂道では、押して上がっています。
かつて私も、そうして墓参りをしました。
見慣れた街中も、ゆっくりと歩くことで、違った世界が見えることが有ります。
情報収集手段の多様化で、生活時間が短くなっています。
早く、色々なことを知ることが出来るようになった反面、その事で、人は無用に、拙速になったように感じられます。
出処進退を勘違いしているような、F県知事の辞任報道でした。
辞めれば責任がとれるものでは、有りません。
色々な立場で責任のある人間は、自分の利益に固執する事無く、説明責任を果たし、身を処するべきだと思います。
世相の上っ面だけに過敏に対応することは、急いては事を仕損じることになります。
いずれにしろ、人間本来の価値は、その人個人に帰するもので、その人がたまたま、浮世で背負った役職には有りません。
特に、首長などという職は、辞するときのことを、なった時から覚悟しておくべきです。
その判断の基点は、個人が判断するものであっても、目的は、説明責任を果たすべき県民の為でなくてはなりません。
一言。丹波哲郎さんが、「急ぐことは無い、ゆっくり来なさいよ」と霊界で笑っているようです。