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2006年10月12日

始動

やっと自宅への引越しが終わりました。
10日の深夜、雨の前兆が有りました。まさかとは思っていましたが、11日の早朝の窓を叩く雨音に、何かの折に必ず降る雨を再認識しました。
吉兆、「振り込めの雨」。先輩達から聞いた言葉です。
懸念する、隣家の姉夫婦には、「雨は止む」と宣言し、「今日はやりますか?」と連絡が有ったシルバーの先輩にも、「予定通りお願いします」と答えました。
本格的な作業の前に、雨は止みました。

これまで、引越しは何度か経験しましたが、進学した時はかばん一つ、県庁への転勤のときは、軽乗用車一台分の荷物、職員住宅から戸建ちへの時も家族でのんびり運びました。
70数年ぶりの自宅再建、大震災からの居宅復興、10数メートルの借家への行き返りの引越しが、こんなにしんどいとは思いませんでした。

なんとか、沢山の方々のおかげで荷物の搬入、廃棄は終わりましたが、中の片付けはこれからです。
書籍の整理だけでも何日かかるか?
沢山の本の中に、詩集「砂楼の伝説」とエッセイ「故郷の雨」を見つけました。
自分の作品を久方ぶりに読み返してみました。朝が白けてきました。もう止めます。

とにかく、後継者育成の足がかりの場所は、沢山の方々のおかげで始動できました。
後は中身です。
書籍の中に、山本周五郎の「樅の木は残った」が有りました。
庭に、友人達の協力で、自宅に有った楠木が横たわっています。黙して語らぬ生き証人です。

建設、書類手続き、手作りの備品、後片付け、等等、沢山の方々に支えられて始動しました。
「有難うございました」

一言。自分は一人では生きていない事を実感しました。移動してもらったパソコンのメールが調子悪いです。昔、それを「駒鳥姉妹」と言いました。