日記 « 二極化 | 活動報告のトップ | 協議満載の日 »

2007年01月29日

たこフェリー

ドライバーにとっての一番の魅力は、20数分間の休息の時間でしょう。
最近の人間が忘れがちなゆっくりイズムです。

淡路島にとっては、明石海峡大橋が事故などにより通行不能になった時とか、海上輸送に頼らざるを得なくなった有事の時とかの、代替交通手段としても不可欠なものです。
安全安心とは、必ず代替の対応がきちんと出来ていなければ十分な対応とは言えません。

これからの問題は、明石海峡大橋の料金が、適切なものになった時、いかにして、たこフェリーを維持するかという事です。
公共交通とは、その時代にあう対応を、常に見直していかなければなりません。
私の子ども時代は、淡路島は、海上輸送全盛の時でした。
志筑港から艀に乗り、沖の関西汽船の母船まで行ったものです。

播淡汽船に乗って、島を出て行く少年、洲本港から中学を卒業して都会へ就職に行く少女、それらの心に去来したものは何処に行ったのか?
故郷に美しさを求めることは無理なのか?
ゆっくりと考える時間も大事です。

一言。友人がメールで市長はたまには生き抜きをと言ってきました。淡路市には、その人の方が、似合うように思うのですが。