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2007年06月09日

読書感想文

・松原誠著「いかで忘れんー久子と松陰」
  松陰とは、言わずもがな吉田松陰。久子とは、萩・野山獄にあって松陰の恋人と言われた高須久子。
  歴史小説、今から150年以上も前の話なので、どうかと思ったが、現代にも通じる恋愛小説である。
  苦言を言わせてもらえば、題名はいただけない。
  私なら、「蛍の舞い」

  文中の言葉、「天からの声、なんらかの使命を果たすようにと、人は命じられてきた」(訳略)は、松陰
  の言葉であるが、小説であるから本当に言ったかどうか?
  しかし、本当であって欲しい。
  歴史は今、生きて在る人間によって作られる。

・海堂尊著「テイーム・バチスタの栄光」はミステリーの秀作。
  内容は、大学付属病院の心臓外科テイームの殺人事件のミステリー。
  読後、作者の略歴を見たら、勤務医とある。ドクターでないと書けない内容であった。

  読後の一番の印象は、どうなっても手術だけは受けないと言う決心でした。
  一読を推薦します。
  私に、連絡下さい。

一言。必ず、死ぬまでにもう一度小説を書きます。我ながら単純です。