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2007年08月11日
第1回淡路島民ホーラム
主催は、神戸淡路鳴門自動車道利用促進淡路島民会議。
協賛、協力は、神戸市、鳴門市、東かがわ市、淡路21世紀協会です。
明石海峡大橋開通10周年記念のプレ事業として、本四道路の利用促進を図り、淡路島の活性化そして隣接する各市と連携しての地方からの意見の発信を、フォーラムとして開催します。
私は基調提言をします。
本四架橋提唱は、明治22年香川県大久保議員の演説から始まり、昭和28年原口神戸市長の明石海峡架橋構想、有名な「人生全て夢なかりせば叶いません」の議会答弁を経て、おおよそ半世紀をかけて完成しました。
今日は、早朝から本四道路は帰省客の車両で混雑しています。一昔前には考えられなかった光景です。
私の香川県の親戚の叔父は、橋を渡って淡路島に渡れる日を病床で語ってくれました。そして、私の母は、明石架橋前、他界しましたので、私は母の死に目に間に合いませんでした。
今、よほどの事が無い限り、淡路島、四国は、本土と簡単に行き来することができます。
人間の英知に敬意を払い、そして建設に関わった全ての人に感謝を申し上げます。
過日、友人は私にこう言いました。
「門、お前は明石海峡大橋は無料や言うけど、フェリーボートの時より便利で、安なっとんねで」なるほどです。川の流れは両岸から見なければなりません。
しかし、であります。
過疎少子高齢化が加速する、四国、淡路島にあって活性化の切り札は、まず、本四道路の料金の適正化であります。
2極化は、それぞれに自己責任はある事を百も承知とした上でも、直近において連結可能な、四国と淡路島の交通の確保は、当然、国の責務であります。
今回の参議院選挙の結果は、有料道路無料化方針の民主党勝利が支持された結果とも言えます。
一言付け加えれば、代替の選択肢が無い、明石海峡大橋の無料化をキャッチフレーズとしたのは、地方から言うべき事は言うという姿勢の覚悟を示したものであります。
まずは、道路特定財源の充当により、四国、淡路島の活性化を図る事こそ急務を要する施策であり、均衡ある日本国土の発展、そして美しい日本の創生は、この事にかかっていると指摘し、私の基調提言といたします。
(基調提言概要)