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2007年08月30日
交渉決裂
過日、新聞の見出しに、富島地区の震災復興区画整理事業のことが、「交渉決裂、住宅強制移転へ」「行政、住民不信の連鎖」と表現されました。
誤解を招いたら困りますので、説明します。
区画整理事業ですから、強制執行ではありません。地権者どうしの話し合いがつかず、これまでタイムリミットぎりぎりまで市としては調整に努めてきましたが、物理的に調整は不能と判断し、2回目の直接施行を選択しました。
9割以上が地域の再生のため夫々の利害等は有るものの、合意形成し、結果としての事業の繰越は有るものの、事業完了まじかですので、行政と住民の考え方の相違は少数です。これまでも、説明をきちんとしながら事業を、人的なものまで含め、国、県等の支援等を得ながら進めてきました。
国民の税金260億円あまりをこの淡路市に投入していただいたことに、心からお礼申し上げます。
このような批判?が有ります。
大きな道路は要らなかった。必要最小限の都市整備でよかった。旧北淡町の説明が不十分だった。
地域住民にとって本当に必要だったのか?
道が狭くて危ないからと道路拡幅をしたら、車がスピードを出して危ない。ガードレールを付けたら道が渡りにくくなった。陸橋を整備したら、無駄な整備。「こんなのを、我侭連鎖と言うのだ」と教えてもらった事が有ります。
震災復興10年を過ぎましたが、やっと富島地区も新たな共同体意識の再構築に向かって一歩踏み出します。
今日も、協議など沢山有りました。
・小中学校の今後について。
・病院診療所などの今後の展開について。
・倫理の問題について。
・神戸市隣接市長会。
・淡路畜産振興議員協議会。