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2007年12月22日

カウントダウン

今年もいよいよカウントダウンに入りました。
「偽」で象徴される年であった事は事実ですが、それよりも感動の少なかった年であると言えます。

食品偽装、年金記録、閣僚辞任、防衛省汚職、中越沖地震、原油高など話題がありましたが、私にとっては、阿倍前首相の突然の辞任と東国原宮崎県知事の誕生が印象に残った年でした。
前者はあってはならない事、後者は有りうる事の象徴としてでした。

トップはどのようなものでも責任を取る為に存在します。
しかし、一国の首相は単なるトップでは有りません。阿倍氏個人にはそれなりの理由が有ったとは思いますが、それならばこそ、それなりの説明責任を国民にしなければならなかったと思います。
一億二千七百七十七万人の命を預かるからには、死を持って事に当たる覚悟が必要ではなかったのでしょうか?期待が大きかっただけに残念です。

一方、宮崎県にも県庁という組織が有ります。言い過ぎかも分りませんが、誰がトップになっても組織は組織として着々と仕事を進めていきます。
それが、組織が肥大化する一因ではありますが、宮崎県がこけても日本は沈没はしません。そこが大きな違いです。県民は困るでしょうが、「企業経営は、経営者によい参謀がつくかどうかがその鍵を握る」と言われているように、宮崎県庁には鍛えられた組織と職員がいるはずです。
かつて、私の上司であった兵庫県の財政課長が副知事をしていた事のある県です。当時からしっかりしていた組織でした。

いずれにしても、来年は、「偽」ではなく正義の「義」の年にしたいものです。