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2008年01月14日

地球原理

鈴木孝夫慶大名誉教授が、人間は繁栄の頂上を極めたとして、人にはどれだけの物が必要かと自身に問いかけ、地球を救うための原理「地球原理」と命名したそうです。
そこには、今回の平成大合併の参考になる言葉が有りました。

「今こそ人類は経済を縮小し、人口を減らすべき。結果として文明の後退は止むを得ない。少子化が問題視され歯止めをかけることのみに関心が向いているが、その前に日本の適正人口規模がどれほどなのか、真剣に議論する必要がある。同時に、人にはどれだけの物が必要か、一人ひとりが自分の暮らしを再点検すべき」

人類、人に淡路市、一人ひとりに市民という言葉を当てはめると、留意しなければならない対岸の視点が見えてきます。
教授は、「自然破壊は、先進国の物狂いの文明にこそ原因がある」とも指摘されています。

5町が国の施策によって推進してきた住民サービスが、今の現状を作り出しているとすれば、今後、淡路市民は、後継者のために何をなすべきか、民度も問われています。

加古川にある長く続いた温浴施設が、三月末で閉店するようです。結構利用者がありバス、タクシイーのステイションもある施設が閉店するのは、昔から知っているので寂しい気がします。
存在するものが無くなる事の喪失感は、今の合併に通じるところも有ります。