日記 « 上京 | 活動報告のトップ | 情報発信 »

2008年01月23日

東京は雪

B@G全国市長会議。
ブルーシー・アンド・グリーンランド財団が三年に一度の会議を東京で開催し、東京に居ます。
まさに静かに粉雪が降っています。

BGとは、昭和48年設立、全国に480か所210市に施設を設立、2400万人が利用しています。
施設の新設は一応終了し、修繕助成、高齢者へのプログラムなどソフト事業を推進しています。
淡路市では、東浦に体育館とプールがあり利用されています。

日本財団会長・笹川陽平氏の講演が有りましたので、概要を紹介します。所要時間1時間。
「日本と誇り」
・日本は、世界に誇れる官僚機構を持っている。最近は他を批判する事で、自分を正当化する傾向が有
 る。外国では、簡単に謝らない。謝れば何でも済むと思っている。
・外国で見る、日本人の駄目なところ。
  1国際会議で目を瞑って聴く。もってのほかであり、外人は人の事を聴いてないと思う。
  2知識人と言われる人ほど、海外で日本を批判的に言う。それが偉いと誤解している。
  3会議で発言しない。
・日本の評価。
  英国BBCの、好感度調査で、121国中、1位。
  英国エコノミストの、平和指数調査で、121国中、5位。1位はノルウエー、アメリカ96位、ロシアは
   118位である。
・日本が誇れると思うもの。
  1バチカンが、日本人への布教は失敗だったと認めた。
  2アインシュタインも評価した。日本人は温和で規律正しく、そして恥を知る民族。
  31000年の歴史を持つ、源氏物語を持つ文化国家である。世界広しと言えど、新聞に短歌和歌、
   俳句などの作品を投稿している国民は居ない。
  4世界最古の天皇制を保持してきた、稀有の民族。天皇制は、権威は持つが権力を持たない。
    ウオルタ・バシットは、「理想の政治は、権威と権力が分離する事」と述べている。

・そんな民族が何故、駄目になったのか?
  敗戦後の知識人が変節したから、と私は思う。
  天皇有罪論を展開した者達が、叙勲を受けたりした事。日本の叙勲は申請してもらうもの。
・そんな事の積み重ねが、歴史の連続性を断ち切ってしまった。しかし、DNAは残っている。今、小さな正義などに拘らず、日本人のDNAを、呼び戻さなければならない。

・田中角栄氏に聞いた言葉。
 「日本の総理になるという事は、日本の為に命を絶つ事を覚悟する事」
  私の友人がそう出来ずに投げ出した事は残念。

・日本人は、もっと、日本の事を世界に発信しなければならない。NHKですら世界で聞かれない。
・推薦する作品。
  岡倉天心「茶の本」新渡戸稲造「武士道」鈴木大拙「禅の研究」新井白石の自叙伝。
  ルーサー・べネデイクト「菊と刀」