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2008年02月25日

20年度当初予算記者発表

当初予算は何とか組めましたが、中身は厳しいものが有ります。
今日、午前中、記者発表をしました。公表は、3月4日です。

さて昨夜の、長沢地区での保育所園の会議の事を報告します。
説明の考え方については、既報していますので、省きます。
保育所も小学校も、とにかく無くなると困る、という議論に終始しました。在るものが無くなるという喪失感は、理屈では説明できない事です。
私の友人の一人も、説明会の住民側に居ました。同じ目線と感性を持った一人です。行政側と住民側との対峙関係は私の場合、違います。しかし、一般的にはそう見られてしまうのでしょう。
それが辛い気持ちです。

今日、資本を動かし活躍する方々、NPO法人のスポーツクラブの理事長の来訪を受けました。
過疎化には関係のない方々です。
また、その後、冬柴国土交通大臣の集いに参加しました。国会議員、県議会議員、知事など数多くの来賓、大広間に入りきれない参加者、そしてピタリと離れないSP。
華やかな宴の中で、過疎の市の一人として、奇妙な疎外感を味わいながら、決してそこに染まらない自分に充足感を持ちました。

全体の意見交換会が終わり、秘書と二人だけ残り、長沢地区の方々と遅くまで語りました。
過疎という現実の中で、どうしようもない苛立ち、疎外感を持っている方との会話は難しく、辛いものが有りました。しかし、今はその感情の部分は辛抱してもらわなければならない時期です。

何よりも、まず優先すべきは子供達の事、それは誰もが分かっていながら、現実を自分がどう受け止めていいのか、言葉の端々に苦悩が感じられました。
今週後、4か所回ります。
全てが終わって総括して、報告します。

ネオン煌く都会から、明石海峡大橋を渡って、暗く静謐な故郷に帰って来ながら、言葉が浮かんできました。
煌く陽光、澄んだ空気、静謐な環境、そして夕日、あなたは風になれます。
美しい郷、淡路市で会いましょう。