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2008年02月29日

是々非々

学校・保育所の統廃合の説明会は、半ばにきていますが、今、気が付いている事を報告します。
3月4日に、その総括をし、いずれ全てを市民に報告します。

少子の問題から、既に合併前から子供たちのためを思って、検討協議し、適正規模検討委員会の答申諮問を経て、統一廃合休園など整理しました。
20年度から保育所・園の一部、小学校については21年度から、適正規模に整理し、子供たちの教育保育の質を高めていくことにし、淡路市のような特殊な市は、学校・保育所の存在が地域のシンボルでもあることから全体会議方式で理解を求めています。

賛成の市民の意見。
小人数が駄目だとは言ってないが、自分の子供たちを、適切な競い合い、ある程度の友達と楽しく勉強できる環境を確保するのは親の責務。
子供を犠牲にすることなく、利用されることなく、ぶれずに早く進めて欲しい。

反対の意見。
学校、保育所は地域の宝、なくなれば過疎化が進行する。
市は、地域の活性化施策をして維持する方向でやるべき。
やり方が、性急過ぎるから駄目。

以上のような概要です。
賛成の意見に対しましては、これまでも進めてきましたように、きちんと手順を踏み、ぶれずに進めますが、出来るだけ市民の理解を求めるようにも努めます。

反対の意見に対しては、まず子供たちのことを考えて下さい。
学校・保育所があっても少子高齢化は進んでいます。活性化施策、地域の今後は市民と共にこれまで同様、検討模索していきます。
性急なことはありません。既に、諸般の事情で遅れています。

いずれにしても、自分の便利さ優先、手段の為に子供たちを利用する事は、避けなければなりません。
無為無策でじり貧の倒産を防ぎ、地域全体の喪失感の中で声が出せない少数者の意見を大事にし、今は、保護者の視点を大事にして、是々非々で、推進していきます。

その他、「市長には理屈では負ける。しかし、住民の感情も考慮して欲しい」と言う意見もありました。
私は議論で勝ち負けして、強行しようとしているのではありません。
地域整備の感情の部分は、子供たちのために今は辛抱して下さいと、お願いしているのです。
本当の意味で、その他の要素も加味すると、一番悲しいのは私自身です。
国が示した方策の10年間は、もう7年しか残っていません。
冷静に、是々非々に、市全体の福祉を目指す、それが今の唯一残された正義です。