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2008年04月10日

そんなの関係ねー!

「負け組は、冷静な勝者」という小評論を読まされました。
呉智英氏はその中で、第二次世界大戦の終結期の、ブラジル日系移民の勝ち組、負け組論争にふれ、前者を妄想した人達、後者を冷静に判断した人達と分析しています。
正確な情報を入手する術が無く、心のよりどころを求める願望を肥大化させた「勝ち組」、経済的にも精神的にも余裕が有り冷静に考える事が出来た「負け組」の対立は、多数派の勝ち組が、負け組を祖国の裏切り者として襲撃したと分析しています。
そして、その奇妙な事件は、従来は行き過ぎた愛国主義と解釈し、学校教育でもマスコミでも語られない部分が有ると論断する。
それは、前山隆「移民の日本回帰運動」にもふれ、「過酷な現実に傷ついた人々が自由平等、繁栄の国を夢みて、冷静な人々を裏切り者として襲撃する。この民衆運動は古くから有った」そして、都合が悪い事実も見つめてこそ、真実が見えてくる、と結ばれていました。
これは、今の合併した市の一部分に通じるものが有ります。

知らなかった、無視されているといった言葉の裏返しに、「そんなの関係ねー」と舞台でパンツ一枚で叫ぶ青年の言葉がかぶさって見えて仕方がない。
ケネデイーの言葉を借りるまでもなく、何を祖国に出来るかを今は考えなければならない。
そんな中で、門下市塾の活用も、それなりの進展を見せ始めました。たかが三年、されど三年、第二期タームの三年は、淡路市にとって最も厳しい局面を迎えます。

・建設業協会との協議。
  最低制限価格の設定、公表、市内業者育成の施策など。
・教育環境について、若い先生と懇談しました。
  都会と田舎の教育の質、適正な規模での教育、保育所・園と幼稚園の違いなど。
・漁業の方々との意見交換。
  明石海峡船舶事故対策で、淡路市も神戸や明石と同じ対応をしてくれるのか?と心配したいました
  ので、きちんと対応しますと約束しました。
  保育所・園、小学校の統廃合について、子供たちのことをまず考えるべきで、再整備の延期などを
  要求するほうが将来の事を考えると許せないが、それを妥協する行政もあかん、と指摘を受けました

淡路市の山々、山桜で見事にその存在感を見せています。
都会に近く、これだけの風土資産を利用しないわけにはいきません!

久し振りに一言。
今朝のラジオで、県民局土木事務所が、葉の裏側が光る種類の植物を植栽して、景観と交通事故対策に対応する事業をすると報道されていました。それはいい事で大賛成でした。
しかし、その場所が、洲本市と南あわじ市の県道沿いを試験的にやると言う事でした。
淡路市が外されていました。淡路市にも県道があるのですが?インタビューに答えていたのは、女性の職員の方でした。
確認しようと思いましたが、そんなの関係ねーと言われそうで、止めました。