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2008年05月18日

道州制

何が今、大事か、そして将来どうか?利害が相反する時、人はどちらを選択するのか?
組織は、ほっておけば肥大化し、当然のこととして、組織を守る行動は他の利害と衝突します。
何かの団体でもそうです。
当初の目的から外れ、団体そのものを守る考え行動が、正当化され、構成している人達の利害が後回しにされてしまう事が有ります。そして、そうした組織の解散ほど難しい。

道州制の本当の目的は、既制の組織を正常化することに有ります。
しかし、既得権益にしがみつく組織という名のある種の化け物の壁を破るのは、並大抵ではありません。
言われるように、日本の国の新しい形、地域主導型の道州制は、東京を意識した延長線上にあり、それ故、限界が有ります。
良いも悪いも、東京という存在を認め、それと奇妙なバランスを持ちながら日本全体を考える事が、今の日本には良い事のように思えるのだが?

いずれにしても、今の世の中、説明責任と言われながら、そうなっていない。
例えば、後期高齢者医療制度についての説明文を見ました。「なぜ新たな医療制度を創設するのか」の説明、・高齢者に配慮した医療サービスの提供、財政運営の安定化、安心して医療サービスが受けられる制度、という事ですが、その内容の説明が無い。
言葉の意味は分りますが、内容の意味が分らないのでは、誰も納得しないでしょう。

道州制も、大多数の日本人が分らないと、その実現性はかなり難しい。