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2008年05月26日

過疎対策について

自由民主党過疎対策特別委員会と、兵庫県、京都府、過疎関係市町長との意見交換会が、但馬長寿の郷ホールで開催されました。
過疎市町意見陳述で、淡路市として述べた意見の概要です。

・三年前に、5町が合併し、特殊な地形で、市街地として連担した核が無く、5万人弱が散在している。
 二極化がますます進行している状況の中で、明石海峡大橋が、10年前に架橋されたが、その高額
 な通行料金により、淡路島という島的状況が、依然として継続している。

・そう言う環境を背景として、以下、三点、財政支援制度の創設、或いは、現有制度の拡充などを要望
 する。
1 企業誘致のインセンテイブとして、明石海峡大橋通行料金の低減、水道使用料に対する助成制度
  の創設。
2 市内路線バスが、急激に廃止などされている現況で、交通弱者等をスクールバスに混乗させる場合
  の、助成制度の創設。
3 これまで、5町によって運営されてきた結果、小学校が24校、保育所が23園も有り、統廃合しなけ
  れば、立ちいかない。施設撤去などの財政支援。

平成22年の三月末に、過疎対策の現行法が失効します。
今、二極化の中で、地方は大変で有るし、特に財政力の無い地域は、危機的状況にあります。

兵庫県は、41市町の内、6市3町が過疎地域。
淡路市は、合併した5町の内、淡路、北淡、一宮の3町が過疎地域。法33条1項により、淡路市は、過疎地域としてみなされる市となっています。
人口49,078人、面積184.21平方キロメートル、人口密度は266.4.全県から見ると三分の一、最低の宍粟市から見ると10倍程度で、過疎市町の中ではダントツに高い、という中途半端さです。

市民の安全安心対策、道路整備、コミュ二テイーバス、国土保全、有害鳥獣対策などこれから淡路市は、自己財源の中で工夫して行かなければなりません。

今日、印象に残った議員の言葉。
・夢を語るには、限界集落撤退に対する補助金を考えなければならない。
・こんな、官制の意見交換会はどうか?
前者は、国会議員、後者は県議会議員の意見。世の中はそれなりに動き始めています。

若い市の職員と話しました。
淡路市の未来は、夢が有ります。奇妙なしがらみにしがみ付いている輩を、静かに排除して、一歩前へ踏み出しましょう。