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2008年06月20日

言葉の誤読

評論家、呉智英氏の小論に、「言葉の誤読による糾弾」が有ります。
その一節の中に、「土人は差別語だというのは謬説、土人とは土着の人、土地の人という意味で、1970年代に広がった、差別語狩りの愚行以前は、ごく普通に使われていた」と有る。

言葉は、人間が自分の意思を相手に伝える手段の一つ。理解しようとする姿勢が無ければ誤解を生む。
今日、ある要望を受けました。
要望者の中に、初めから敵意をむき出しにしている人が居ました。
案の定、私の言葉を誤解して、怒り出しました。一人、冷静な方が話し始め、会は進みましたが、私がもう10年、若かったら危ないところでした。

領有権について、こんな意見が有ります。
自分の領土を主張する以上、最終的には戦争で奪いとるのが古今の国際常識。しかし、日本には無い。
憲法9条の制約によるもので、そこが、日本の外交パワーを減殺させる最大の要因。
日本の主権が侵害された北朝鮮による拉致問題も、同様の趣旨で、国民の生命を守るのが国家の最高の責務であるはずなのに、日本政府はこれを果たせないでいる。
そして、「拉致も領土も同様、はなから「竹みつ」であることが分かっているサムライなど怖くもなんともない」と結ばれています。
難しいところです。

・淡路市議会無所属会派との意見交換会。

・末松信介参議院議員政経セミナー。
  日本の政治課題・元内閣総理大臣・森喜朗氏

・淡路県民局・淡路新選組総会。

前兵庫県知事貝原俊民さんが、神戸新聞平和賞を受賞されました。
  氏の言葉に、「都市と農村の調和」が有ります。
  疲弊して行く田舎、かつては、その田舎から人材が都会へ流失していき、この日本を支えていた。
  今、その力が無くなった田舎が、少子、高令、過疎化で喘いでいる。
  都市と農村の調和なくして、日本再生はあり得ない。

  森元総理は、そうした、貝原氏の言葉を受けて、「阿倍総理が目指した、美しい日本とは、貝原さん
  の言葉、そのものに違いない」と結ばれました。

言葉の正読は、心の問題でも有ります。
日ごろから、そうあるように、努めなければなりません。