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2008年10月06日

財政再建

再建とは、もう一度建て直すことです。
淡路市の財政再建は、出発時点からマイナスでした。単なる建て直しでは駄目なのです。
ここ三年間は、収支の上で、特定の努力をして赤字を出さないできました。
しかし、国の4指標は、年度毎に支払う金利と返済額のフローだけでは財政の本当の姿が、見えないと、負債などストックをチェックするものとしたのです。
これでは、淡路市のような阪神淡路大震災の借金(起債残)を抱える市は、大変です。

しかし、愚痴ばかり言ってられません。国が関与する「財政再生団体」ではありませんが、イエローカードの「早期健全化団体」ですから、自主努力による改善をしなければなりません。

・行財政改革の状況概要を報告します。
 合併後、142項目を見直し、効果総額は、66億円。
 内訳は、1組織の見直し。2定員・給与の見直し。3公の施設の見直し。4事務事業の見直し。
      5公営企業の見直し。6自主財源の確保。
 また、中止縮小した事業などは、事業費ベースで70億円程度もあります。
 内訳は、本庁舎建設中止、水道事業部庁舎中止、市民体育館を変更し一宮中学校体育館へ振り替え
      岩屋公民館改築休止、給食センター2箇所を1箇所になどです。

  淡路市けちけち作戦と報道された内容は、身近なところからの節約でした。
  人件費カット(地域手当、管理職手当等)、昼休み消灯、冷暖房カット、高級市長車を売却しハイブリ  ット車に、トイレ清掃を職員が始めたのは夕張市よりも半年も前でした。
  そして、市民への弔電は、お悔やみ文としました。
  しかし、これらも、明と暗が有ります。市の節約は、他の収入減に繋がり、大袈裟に言えば、地域経
  財の停滞にも繋がる結果となります。

いずれにしても、税金や公共料金が上がり、行政サービスの縮小も管理される、「財政再生団体」になるのは、絶対避けなければなりませんし、淡路市はなりません。
4指標全てを、一定水準に確保すべく、我慢をする期間、それが今です。

・大石可久也画伯夫妻の来訪。
・地域改善研修会。講師は、宮岡峯子先生。
・サンテレビのタコフェリーに対する、取材。
・岩屋地域の有志の来訪。
  タコフェリーの今後。健康福祉センターの有効活用。職員の勤務態度などについて意見交換しました。