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2008年10月06日
自治体財政
経営の失敗を、「住民サービスをカットなどして、住民につけを回している」などという指摘があります。
そして、多くの指摘は、「民間と比べて自治体のリストラは遅れており、住民の負担を増やす前に、人件費のカットなど行財政改革に取り組むべき」となる。
果たして、淡路市は、どうだろうか?
阪神淡路大震災の復興事業の負債を抱え、職員も17年度の710人から20年度619人と、100人近くも減らし、事業も最低限必要なものに抑えても、国の指標の将来負担比率は、基準を超えました。
後出しジャンケンと恨んでみても、仕方ありません。
以下のような指摘が有ります。それに、答えます。
1市職員のモチベーションが、最近、下がっている。
モチベーションとは、誘因、動機づけであり、過渡期の今、そんな事は、有り得ません。
皆、必死で頑張っています。
2市長は、職員の給与カットは、行革の最後の手段と言っていたが?
正確には、カットは最後の手段であり、行革の最後ではありません。
公務員の給与は、その責任と義務の対価としてあるもので、民間のように利潤を追求した結果による
ものではありません。
しかし、行政といえども、予算に基づき運営されなければなりませんので、その地域の運営が出来な
い場合は、止むを得ない措置として、カットは最後の手段として有ります。
3市長4役の報酬のカットは?
カット有るべき立場ではありませんが、18年度地域手当全廃(5%→0%)、19年度から、先行して
報酬の10%をカットしています。金額的には、これで年間1千万円程度の削減になっています。
4一宮の体育館建設は、凍結できないか?
中学校の体育館は必要です。それに単なる体育館ではなく、有事の時の避難場所でもあります。
5財政悪化は市長の責任では?
悪化はしていません。むしろ、正常化の方向に向かっています。
しかし、国が新しく出した指標をクリアーするために今、努力しています。
・第110回近畿市長会総会。
111市が参加し、奈良市で開催されました。二時間程度で行くことが出来ます。
来年は、西宮市です。
総務省も参加されていて、「減税は地方団体にも、少なからず影響が有るので、配意する事」と指導
を受けました。