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2009年02月02日
ナルトみかん
新聞に、「淡路オレンジの会が、県認証食品に申請」と大見出しで載っていました。
それだけなら、「あそう」であるが、みかんを手で触っている顔写真は、なんと同級生。
それだけで嬉しくなるのは人情のなせる業か?
最近は、人情が分からない輩が目立ちます。説明会でわーわー我成り立てて、相手を糾弾すればいいという態度は、何処から来たものか?
写真は、津名港。二年前の19年1月に廃止になった南海淡路ラインのフェリーボートの接岸場所です。
津名港を出入りする最後の便でした。
淡路市の中で、船便が無くなる事で一番被害を受けたのは、津名港でしょう。地域の住民は、そのダメージに耐えました。
そうした交通結節点の歴史は、思わぬ所に見られます。
下司の大名行列の品々は、阿波の蜂須賀藩の参勤交代の利便性の賜物だという説が有ります。
当時、塩田港が、交通の要所であった事が偲ばれます。
津名港も、本四道路が津名インターまでであった頃が、最盛期でした。
道路の延長、架橋による変化に付いていけなかった部分、課題を残しました。
あまりに近視眼的な視点は、将来に問題を残すことになるし、かと言って、将来のことばかり心配して、今を犠牲にするのもどうかです。
冷静に、バランスよく、そして人情に機敏な施策を実行しなければなりません。
垣内遺跡の保存そして活用も、まず今が在り、そして将来に繋がる方法が求められます。
そして、西海岸沿いに遺跡が在ることが、瀬戸内海が海上交通の中枢であったことの再認識に繋がります。
人間が移動する手段、それに繋がる史跡群、夢は広がります。
その前に、まず、「ナルトみかん、頑張れ!」