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2009年09月21日
風を読む
追い風の時は、その風に乗っていけば良い。
向かい風の時、その人の力が分かる。
淡路市の財政状況は、向かい風。職員の断固たる決意が必要。
さて、「偽善の医療」里美清一著を、勧められて読みました。
・患者様撲滅運動。
2001年、厚生労働省が、「患者の呼称は、様を基本とすべし」実に下らない通達を出した。
間違った権利意識が、システムの崩壊に繋がる。教わる側の生徒と、教える教師を、同格同権
という立場に置いたために教育のシステム崩壊が、起きた。
・消えて無くなれセカンド・オピニオン。
迷惑であり、危険性を孕んでいる。
・有力者の紹介は有難迷惑。
二人の名将は、一人の凡将に匹敵する。
・安楽死を人殺し扱いしないでくれ。
自分の家族がそうなった時、自分で決められるのか?
・末期医療をめぐる混乱と偽善。
・ホスピスケアーは、ハッピーエンドか?
・病院ランキングは、有害。
・告知の無責任。
などなど、私と似たような意見も有りましたが、川の流れは、両岸から見なければならない立場から言うと、一つの見方としておいた方が無難か。
しかし、一読の価値は有ります。
そして、記憶に残った言葉。
・見解の相違に対して脅迫のような反応をする人は、好きになれない。
・検診によって、本来はほっておいてもよい病気も、ついでに見つかる。
「本の帯には、はびこるウソにメスを入れる。医者の本音」とありました。
(一言)
正義の風は、逆風に強い。追い風になった時、進路を誤らないように細心の注意をしなければならない。