日記 « ファーブル昆虫記 | 活動報告のトップ | 淡路市消防団 »
2010年03月04日
事業仕訳について
作家の曽野綾子氏が、ドイツのバイエルン地方の例を引いて、こう語っています。
「無駄遣いを一切しないという質実さは、民衆の生活の基礎を安定させる。しかし、倹約だけになると良くない。ワーグナーのパトロンだったバイエルン王ルートウイッヒ2世は、ノイシュバンシュタイン城などを、建築の趣味として浪費した。今、バイエルン地方の観光客の全てはその城を見る。事業仕訳で、一番先にきられそうなものが、百数十年後、最も経済効果をあげている。この、運命的変遷は個人の眼力では読み切れない。経営者、政治家にも、この手の複眼的視点と発想が共存していないと困る。一方を敵対視して、頭からその存在を拒否してはならない」
心します。
・淡路島一市構想について、非現実的構想という意見があるそうです。
「人口15万人、債務2500億円、の市は、夕張市より酷い状況。市長たるもの一市構想など口にすべからず」という理由だそうです。
まず、現状の認識から、推計人口は、14万人を切りかけています、起債の残は、一般会計で1290億円(洲本389、南あわじ390、淡路市511)です。
10万人の人口が急激に十分の一になった特殊な市と、これまでそれなりの運営をしてきた自治体を一緒くたにするのは、荒っぽい。
これまで財政破綻をしたのは、2団体。どちらも炭鉱の市町。さらに、淡路島三市とも、国が決めた早期健全化団体でありません。淡路市も、阪神淡路大震災の特殊な部分を除けばほぼ、同じ。
だから、淡路島は一市でなければならないなんて言う心算はありません。
しかし、島民は、もう何十年も前から、この議論を続けてきて、理想は淡路島は一つという意見です。
いずれ、今議会でも、私の意見を発表します。
・Jアラート(全国瞬時警報システム)
大規模災害などの緊急情報を、国から自治体に瞬時に知らせるシステム。
淡路市は、防災無線に接続済み。聞こえにくい地域に、ラジオを配布。
チリ大地震の津波情報も、瞬時に情報提供しました。
・提出議案に対する質疑。
・県民局長OB会。