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2010年05月13日

民意とは?

既得権を守り、利益誘導を図る時代ではない、と言われながら、実態は、加速しているように思われてならない。
しかも、正論で、論議を呼ぶこと自体、タブー視されているような所もあります。
これらの事は、一般常識的な倫理観の欠如からきている。

米国の保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」の論文、「日本は、アジアでも無意味となりかねない」は、日本人にあまり知られていない。
日本は国際的に影響力や存在意義を縮小させていて、このままだと、アジアでも二線級の中級国家になるという警告の内容です。
この指摘、当たらずと言えども遠からずでしょう。

これまでの日本は、責任の所在を明確にして、真に責任を取るものは取ってきました。
最近は、責任を転嫁し、自分の事は棚に上げて他者を悪く言う傾向になってきている。
例をあげればきりがないが、何でも謝れば済むという姿勢にもそれが有ります。
何でもかんでも、組織のトップが頭を下げるのは如何なものか?

民意という名の虚構の世界も同じである。
声が大きい者の意見が一人歩きしたり、思考なき数が有るかのような錯覚は、悲劇を通り過ぎ、喜劇に近い。
時として民意は、苦労している少数意見を抹殺することが有る。
第二次大戦も、そのような無知なる多くの民意が、後押しした事にも有る。我々は、今、歴史に学ばなければ将来、後悔することに遭遇する。

(一言)
「コメの個別補償制度」でご意見を伺いました。精査して御答へします。
暫くお待ち下さい。