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2010年06月08日

淡路市の将来像の前に

将来のビジョンは、明確でなければならない。そして、具体的な道筋が見えなければならない。
又、その説明は、簡潔で明瞭でなけらば大多数の人に伝わらない。
鳩山前首相が、民主党議員の前で最後に言った、「国民は聞く耳を持たなくなった」の趣旨の演説の難解さは、「国民が聞いてくれていた」と錯覚していたところに有るのではないでしょうか?

淡路市も、合併10年の規制の中で、残り5年間を有効に使う為、合併の検証をしていますが、そのことも、検証を検証だけに終わらせずに、いかに、新機軸の創出や活性化に繋げていくことが大事です。
しかも、検証で重要なのは、緻密さと市民の心です。
人間は、守らなければならないものが有ると強くなります。淡路市は、何を守らなければならないか?

推計人口が発表されましたが、県全体では、5千人ほど増えていましたが、淡路市は、60人減少して、46,534人です。
人口減少が、東京一極集中に象徴されているとして、その誘因の最たるものが、「ビジネス効率を最大化しようとする経済的誘因」であるとしたら、この傾向は、想定外の事が起こらない限り、止まらない。
その上に立って、淡路市自体の身の丈に合った市の運営、つまり市の安全対策をどうするかが問われる。
それが、淡路市の将来像に繋がらなければならない。

その為には、地域の連続性を尊重しなければならない。
1 淡路市のこれまでの歴史を守り育てる。(過去)
2 新しい市レベルの質を高め、新機軸を創出する。(未来)
3 情報を発信し、意味有る淡路市のPRを推進する。(現在)
それらを総称して、「世界的観光立島・淡路市」運動とする。(夢)

過去の象徴は、「五斗長・垣内遺跡」の物語創り。
・史跡等、全体が見渡せる見学台が、8月初旬頃に完成予定。
・大型鍛冶工房建物が、11月頃に完成。
・故郷発掘展、イベントなどを、11月周辺で展開。

未来の象徴は、「太陽光発電施設」の建設。
クリーンエネルギーの市として、風力発電、潮力発電等とリンクする、出力1000キロワットの施設。
全国の自治体で、東京都についで2番目の規模。
年間発電量約100万キロワット。電気代節減約1千万円。二酸化炭素節減効果約300トン。
環境学習の拠点としても推進します。

・世界的観光立島・淡路市への取り組み。(4戦略)
1産業(特産物の軽トラ市場)
2観光(公共施設で一斉にお香)
3環境(電動自転車のレンタル等)
4歴史文化(市のゆるキャラ選定)

通例の市域の状態をなしていない淡路市は、他の団体よりも丁寧な積み上げの努力が必要です。
兎に角、一歩前へ。