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2010年09月04日

生き方について

一通のメールが届きました。
「高齢者が熱中症で死んだ報道が多いが、アルツハイマーになり無理に生かされるよりはまし」
前文、後文の有る長いメールでした。

作家、工藤美代子さんが、「死に方について思う夏」という小文の中で、二人の死に方を紹介していました。
坪内逍遥。
自分の死期を察知した逍遥は、主治医に大量の睡眠薬を所望して断られる。何度かの激しいやり取りの後、医師が折れ、「目が覚めたら一錠ずつ飲む」という約束で睡眠薬を貰った。
遺族の一人は、「逍遥の死は、医師も公認した自殺だった」と記述している。
工藤さんは、「自分の意思でその死に方を決めた逍遥の最後は、穏やかであり、苦しみも無かった。人間の尊厳について考えた時、彼の美学に思わず共感してしまうところが有る」

小泉八雲(ラフカデイオ・ハーン)。
妻のセツへの別れの言葉。
要略「自分が死んでも泣くな。小さな瓶に私の骨を入れ、田舎の寂しい小寺に埋めて下さい。貴女が悲しむのを私は喜ばない。子供とカルタをして遊んで欲しい。私の死の知らせは要らない。訊ねられたら、あれは先ごろ亡くなりましたと、それで良いです」

ハーン54歳の秋、早稲田大学の教鞭をとっていた当時は、日露戦争のまっただ中。
明治からまだ、百年、今の日本人は自らの末期について考え方が異なってしまったのか。

生き方と、死に方、いずれにしても潔く有りたいものです。

・淡友会淡路設立総会。
  淡路島出身者が全国各地で活躍しています。
  各地、東京、名古屋、大阪、神戸などで淡路会、淡友会などの親睦会も活躍しています。
  県庁にも淡路会が有り、私も長い間、会長もし世話もしてきました。
  今回、そんな方々の交流を図る意味で淡友会淡路が設立されました。

  3市長は参与として尽力します。

・室津漁業協同組合との意見交換会。
次の漁協の展開を考えて、事業を展開しなければならない。