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2010年10月24日

平成23年度当初予算について

平成23年度淡路市当初予算について。
財政の指標については、5年間の成果で、一定の目標を達成できました。
残された5年間は、平成28年度以降の交付税減額に備えた準備をする事と、基礎的自治体の環境整備、火葬場、道路、医療環境等の推進整備等です。
そうした状況の下で、23年度当初予算の目標は、主に教育、企業誘致、観光の3点。
1教育。
 戦後、日本の人材を支えていたのは田舎でした。跡取りの長男、長女が田舎に留まり日本という環境を支えてきて、今が有ります。
 その図式が崩壊しています。2極化、少子化の中で、私たちのような現場、田舎が直面している課題は、簡単には解決出来ません。
 そうした環境下で、子供達の教育のバランスをどう確保するか、教育の環境整備は行政の責務です。
 今更と言われるかも知れませんが、最近の小学校には、クラスの委員長という制度は無いようです。各担当は有っても、全体を仕切る存在が不在。私達の時代には、子供達をその委員長が仕切ってクラス運営もされていました。先生はその子供に命じて色んな事を効率良くしていたものです。
 現代、政治においてもリーダー不在がよく指摘されますが、そんな所にも原因が有るのかも知れません。いずれにしても、淡路市としての身の丈に合った教育環境の整備を目指します。
2企業誘致。
 基礎的自治体には、適切な人口が必要です。そのためには、働く場所が、人口集積が不可欠です。
 これまでも、合併以降、9企業の誘致をしましたが。これからも積極的に推進しなければなりません。そのために、淡路市にとっての主な課題は、工業用水、生産人口の確保、通勤に要する課題の解決です。
 これらの課題解決のため、予算の裏付けをしながら、例えば、工業用水のための井戸の掘削なども検討しなければなりません。
3観光。
 淡路市の最大目標、「世界的観光立島・淡路市」の実現のために、観光に資する物語を創造しなければなりません。多角的な意味で、淡路市の美しさをPRします。
 そのために、従来から目指している、五斗長垣内遺跡のような観光の核を線で結び、面的な観光産業の展開を図る。それに、農業、漁業等の第一次産業と連携をする。
 そして、市域全体の環境整備として、竹林被害などの対策、イノブタ被害などの対策増強、そして、太陽光発電、潮流発電などのクリーンエネルギーも観光の一環として推進する。
 *これらを、相互連携さすことで、身の丈に合った、当初予算を目指す。