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2010年12月17日

クールダウン

意識的にするのはいいが、単に寒いのは耐え難い。特に、加齢によりその抵抗感の欠落が、加速している。

淡路市の事業仕分け作業について。
国がショー的にしているものとは、本質的に違います。
マスコミが、面白可笑しく取り上げている国の仕分けは、従来から、行政内部で実行されてきたもので、その手法が、オープンでなかったところから課題が生じていただけです。
確かに、これはと思われるものも存在していましたが、それは明らかに各部署の組織防衛の為のもので、いずれは破綻するものでした。
淡路市のような、市街地を構成せず、人口も散在する5万人以下の田舎の市は、まさに現場サービス業務が、大半を占めます。
おのずから、仕分けの意味も違ってきます。
本来機能としての行政の効率化を目指すものとして、効率性で要不要を判断し、政策決定のプロセスにも応用することになります。
結果として、仕分けの信頼性を高めるには、判定理由の透明化、そして説得力などが明確でなければなりません。
表面的な経費の削減よりも、市民への情報の提供、啓発、所謂、アピールがまず優位に立ち、何よりも、職員の研修、意識改革による資質の向上が最大目標となります。
究極の研修の場と言われる所以は、平成22年淡路市事業仕分けの仕分け人のメンバーの中に、前我孫子市長で、8月に消費者庁長官に就任された福嶋浩彦さんが居られた事からも、従来の市単独の研修ではあり得なかった事です。
構想日本に委託することにより、内閣府行政刷新会議のメンバーなど多方面のスペッシャリストと地元市民の共同作業が、実を結ぶものとなりました。
事業仕分けの結果は、一つの参考意見としますが、予算の査定は本質的に違ったものとなります。
事業仕分けは点であり、予算査定は面的な意味を持っています。木を見て森を見ないものであってはならず、歴史、現実、未来をバランスよく見極め、最終目標は、市益の増幅です。
明日に架ける橋は、渡るのが目的ではなく、渡った向こうに有る世界的観光立島・淡路市に繋げるためのものです。