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2011年04月24日
民主革命
佐伯啓思京都大学教授によると、
「市民税減税と議員報酬のカットをセットとして議会と対決し、議会との対立を演出する事で市民の支持を得る、名古屋市長河村方式。民意の直接的な反映という意味に解すれば、民主主義革命と言える。
しかし、大衆への依存は無限のポピュリズムに陥るか、もしくは、大衆を利用した一種の独裁に帰着する。これは、民主主義の陥る最大の罠で、議会主義は、この欠陥を是正するものであった」
指摘は正しい。
政治が議論によって推移するのでなく、対決する姿勢、劇場化(錯覚なのだが)、によって政治が動かされていくと衆愚政治。
議会における議論や説得が民主主義の基本であったことを、忘れてはならない。
議員活動と政治家の活動。言うまでもなく、前者は仕事で後者は選挙のための行動。これらの認識を問われるのは地方議会に多い。国会のように秘書を持っている議員が多くないからです。
橋下徹大阪府知事は、
「今までの地方議会は、行政が出した案に文句を言うだけだった。議員同士が政治をしないといけない局面にきており、議会がまさに政治での一定の方向性を決めていかなければならない」
として、旧来の利益誘導型の政治の限界を指摘している。
兵庫県でも三木市長と県知事の議論が有ります。
執行権と議決権の勘違いもまだまだ解決されていません。
ま、革命かどうかは別にして、議論はいいことです。
さて、淡路市は?