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2011年05月08日

連休最後の日

東日本大震災に学ぶ。
NHKが当初使っていた、「東北、関東大震災」という表現は、いつの間にか東日本大震災に代わり、その理由の説明は無い。
見えるものが見えなくなり、見えないものが見えるようになるのが、異常な有事の時。
日本に対する諸外国からの善意と支援の一部が行き場を失っていたとする批判。救助犬の検疫に時間がかかり実現しなかった件。規格外の毛布の受け入れ難色。米は、日本政府が「国内に余剰米が有る」と回答した事。食品安全基準のチェック等等。日本側の保管場所の確保、被災地への輸送等の事情が有ったにせよ、諸外国の不快感は少なくない。
米軍の救援活動も、一部を見るだけでもそのスピードと内容に当然の事ではあるが、認めざるを得ない。しかし、報道は、慎重である。その理由が、活動結果が政治利用されかねないという理由。事実を事実として伝えなければならないと言いながら、米軍関係は別という神経は何処か歪んでいる。
自衛隊の事についても同様である。
東京電力の福島第一原子力発電所と東北電力の女川原子力発電所が明暗を分けたとされる指摘。前者はまだその機能回復に努力しており、後者は避難場所として町民を受け入れた。建設場所の適否、そして津波等への対策等の差が、結果として出たようです。
いずれにしても、これらの事を反面教師として学ばなければならない。