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2011年10月17日
神無月 中旬
季節としては最高。其々の季節は、今日は昨日の繰り返し。
・議案ヒアリング。
・平成24年度投資的経費ヒアリング。
市長ヒアリングとは、検討されたものの最終判断をする。
其々の部局等が、事業の執行の考え方を整理し、中長期にわたって、課題、有るべき姿、市民全体の福祉の向上等を目的に財政課に要求する。
財政課は、予算の執行の観点からそれらを査定し、市長に報告する。
部局と財政課の意見が合わない時、両案併記で判断を求める場合も有る。
ヒアリングは、その内容において多岐多様、時には関係の無いような指摘も有り得る。
報告者、査定者の内容(研修)を見る。何所までの検討の結果その意見が有るか?
そして、多人数が参加したヒアリングでは、意識的情報漏えい、リークを意識した言葉も有る。
これら多くの事を意識してヒアリングは有る。
査定をする方も、される方も、基本的には対等であり、限られた時間の中で、ギリギリの選択をする。
一見、無駄に思える言葉、暫しの静寂の中に、凝縮されたものが有ることを、参加者は忘れてはならない。
特に留意すべきことは、少数者の意見視点を大事にする事。そして、物事には多様な価値感による視点が有る事を常に意識して、正確で正しい情報に基づき適切な判断をしなければならない。
これらの事は、一気には出来ない。
何回も、何年も繰り返して完成度を増していく。
(閑話休題)
適宜、適切とは、現場を熟知し、正確な判断をすること。
今回の、15号台風の影響による秋雨前線豪雨。今流のやり方で行けば、例えば勧告等、早い目にそして不必要に長く出すと、住民は混乱する。
特に、志筑地区に於いては、川が溢れるのではなく、道路から濁流が川に流れ込むという異常な状況でした。原因は、通常の降り方ではない雨と、溜め池の決壊。
地元を熟知した住民は、下手に動かず、短時間に退く水を通り過ごした。現場をよく知らない市民には、動かずに家に留まる事を、勧告を出しながら指導等しました。
結果として、一人の怪我人も出さずに済んだ。
これは、今の異常な降雨ではなくこれまでの判断基準により指導し犠牲者を出した、他団体を他山の石とした結果でもあった。
いずれにしろ、今の排水等は、最近の降雨に対処出来なくなってきています。
今、その対応を急いでいます。
前向きな議論が待たれる。