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2012年08月19日

淡路市事業仕分けの一日

残暑の中、多くの参観者が有りました。事務所へはテレビ放送、構想日本ではインターネット放送も同時に行われました。
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「結果よりも議論のプロセスが大事」

淡路市の事業仕分け(事業見直し)について。  

1 平成22年度から開始、三回目。

2 目的・市の行政サービスについて、職員、市民、有識者等が今後のあり方等を
     一緒に考える。(究極の研修の場)

3 手法・コーデイネーター(構想日本)
    ・委員  (外部=前我孫子市長等。内部=市民など)今回は、河野太郎衆議院議員。
    ・事業説明者   (市職員)*事業執行者としての説明責任。

4 効果・広く市民に行政サービスを理解してもらう事。
    ・職員のスキルアップ。
    ・市行政の質の向上。(710人→507人の現実を踏まえて)

5 評価・提出資料が良くなった。
    ・職員の接遇態度が目に見えて良くなった。

6 指摘・よそ者に判断が出来るのか?
     「外部の目で利害関係に捕らわれない。他団体の事例のアドバイス」
    ・公開の場では言えない事があるのでは?
     「市民の傍聴で、税金の使途を理解してもらう」
    ・短時間の議論で問題は無いのか?
     「事前のレクチャー等で準備している」
    ・不要と仕分けられた事業が継続しているのはなぜ?
     「事業仕分けと予算査定は別。参考にしたうえで査定する」

7その他
(1)淡路人形協会負担金。1,185千円  不要→継続。伝統芸能を守る。東浦発祥。
   *南あわじ市から、「事業仕分けに上げるのはおかしい」という意見が有ったが、
    その指摘自体が問題。
    旧町から引き継いだ付き合い予算(税金)を、きちんとした要求も無いまま、
    「付き合い」という事で継続している事が問題。
    他の事も考えて継続しているが、明石海峡の公共交通には非協力の矛盾。
(2)議会の議決とは次元の違う執行の見直しの問題。
(3)青少年センターは、職員を増員、旧柳沢小学校を再利用し、拠点として強化した。

構想日本。
平成23年度淡路市事業仕分け総括(概要)

1市の姿勢。
① 職員の事業仕分けに対する非常に熱心な姿を見る事が出来た。
② 市域が広くアクセスが難しいハンデイは有るにせよ、傍聴者が昨年同様少なかったのは残念。
③ いまだに旧町単位での行政事務を継続して実施している実態が垣間見られた。合併した自治体の失敗としてよくある例は、旧体制に引きずられて事業を実施し続け、事業や予算が膨らんでしまうこと。
2事業選定。
① 合併後6年経つが、旧町体制の影響が依然強く残っているのが淡路市の特徴。
3事業シート。
① 今後は、「自分たちがしなければならない仕事は何か」という視点で、自らの業務を見直していって欲しい。

{河野委員の総括}
・補助金の出し方は、モニタリングしたうえで、事業費補助がいい。
・これまで出してきたから続けるのではなく、レビューをして先の見通しを明確にする。
・税金を投入するのだから、普段の見直しをつづけ、市の方向性を明確にする。

*詳細は別途報告します。
・文化協会補助金。
・生きがい活動支援通所委託事業。
・公立保育運営事業。
・社会福祉協議会活動促進補助金。
・北淡路開拓推進事業。
・静の里公園管理事業。
・プロ野球2軍戦開催補助金。
・淡路交通安全協会負担金。

この議論がスタートライン。判断の目安にして見直し等をしてほしい。
インターネット放送等でも見ていただきました。
関係者の皆さん、市民の皆さん、有難うございました。