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2012年12月30日

日本人の感性。

日本語は素晴らしい。
行間の密度を読むという感性は、この島国で醸成されました。
その島国の中の島国、淡路島。
この国に、果たして人情と義理は残されているのか?

私達は今、その素晴らしい日本語の文化を失いつつあるのではないのか?
浮ついた言葉だけが先行し、大切な心を失ってはならない。

国家は国民を守る。県は、県域の総合調整、そして基礎的自治体の市は、現場を守り維持する。
この当然の事が、感性の喪失と同時に薄らいできています。

カトリックだからという理由で、靖国神社に参拝しないと言っていた元大臣が、選挙の必勝祈願で神社に参拝していたそうです。
信仰心の無い参拝、勘違いしている神域、それらが日本人の感性を阻害している元凶の一つである事は、間違いない。

(今日一日の主な事)
早朝、急な予算の動きで作業する財政課の職員の姿が見える。当直2人、総務担当者、そして庁舎前の工事現場にも作業する人の姿が見える。
止まらない、眠らない、昔を思い出しました。
これらの事が、過渡期の淡路市を支えている一つです。
ご苦労様です!

6行政の事業執行手法について。

行政は、不特定多数から負託を受け、地域運営を、責任を持ってしなければなりません。又、その時、特定の団体、個人に恣意的に利するような事があってはならないし、利用されてもいけない。
その為には、説明責任と不作為をしない責任が重要な要素となります。
これまで、淡路市は、事業等の執行においてもそのことに配意してきました。
五町合併の市という特殊性からも、公平性、平等性の観点にも配意しました。

税金の徴収事務で、義務として納めなければならない税を、事業育成の観点から徴収していなかった地域が有りました。納税の義務を果たしてもらい、それに代わる地場産業対策として助成制度を創設しました。
駐車場使用料が、各地域、有料、無料とバラバラでした。統一して有料化し、管理の適正化を図り、通勤、通学の対策として、減免の制度で他市の利用者と差別化しました。

又、行政と言えども、経済的視点に配意しなければなりません。
トータルとしてプラス。これが究極の選択肢となります。

(1)前述しましたが企業誘致。地域経営の根幹である人口を確保するための切り札です。そのためには、企業に来てもらわねば意味が有りません。短期間、そのための優遇措置をしても、中長期にわたってプラスが見込まれる場合、助成制度で対応します。

(2)土地利用。言うまでもなく土地の保有を財産と勘違いしている人がいる以上、丁寧な説明が必要です。
・旧北淡東中学校跡地への、企業誘致。校舎除却等経費約2億円(アスベストが出れば倍以上)用地は売れたとしても1億円程度。執行して、1億円の損。無償譲渡することにより、損益は出ず、後々の固定資産税(ものから税金へと変えた市民の財産)等で、市の財政に貢献してもらえる。
これらの事により、公募して企業を誘致し、環境整備そして雇用、地域経済への貢献といった結果を生みました。
その他の未利用地等についても、それぞれの特殊性を勘案しながら、地域の、地元の市民の意見等を尊重しながら、事業の執行等に努めています。

・貴船模型飛行機場の誘致。
・神戸の壁の移設。
・野島リンクスゴルフ場(仮称)の誘致。
・五斗長垣内遺跡の環境整備。
・保育所、小学校の未利用施設への事業導入。

(3)国民健康保険税については、厚生省の指導通知により、適正に運用しています。また、財政の基盤を安定強化する観点から、基金の保有額については、過去3ケ年間における保険給付費の平均年額の5%以上を積み立てする事とされており、淡路市の場合、2億円程度、それが24年度でやっと基準を超える事になりましたので、有志議員にも答弁した通り、25年度から税を減額することにしました。

 いずれにしても、厳しい財政状況の中でも、医療費の動向、特殊事情も考慮しながら適正運営に努めています。