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2013年10月07日

夏の終わり

さらば、洲本オリオン座

記憶によるので詳細は違っているかも知れない。
約半世紀も昔、志筑在住の我々は都会の洲本に百円玉を握りしめて遠征に出かけました。
バス往復が50円、映画館の入場料が50円。
洋画というハイカラなものに少年達の夢は倍返しでした。
最近、「倍返し」という言葉が流行っているそうですが、当時は、淡路島では常識でした。
結納のお返しなんかは倍返しは常識であったし、ここ十年程前でも、講師謝礼と交通費を渡した私達に、倍返しのお祝いが返ってきました。

横道に逸れましたが、淡路島は貴重な文化の拠点を失いました。
出張上映なんかはされるという事ですから、完全に消えてしまうということではないのですが、常設館の休館は寂しいの一言に尽きます。

十数年前、淡路県民局に勤務していた頃、よく映画を見に行きました。
ある時、外人と二人きりになった事が有ります。上映されていたのは、喜劇映画。外人が先に笑って、私が字幕を見て笑う。映画が終わり、出口で一緒になった時妙な親近感で笑いながら握手をしました。
あの時、これはヤバいなと思いながら、後日、ハリーポッターの馬鹿あたりに期待したものでしたが。

新聞報道に、「地域の皆さんに愛され、今まで続けてこられて幸せ」とオーナーの言葉が有りました。
地域文化の維持継続は何とかならなかったのか?

志筑にも昔、「三島座」という映画館が在りました。
僕たち悪がきは、そこから、洲本オリオンとは言わないで、オリオン座と呼称していました。

形は消えても、思い出は残ります。そうしたものを大事にしたい。長い事未利用であった志筑カリョン広場の施設に、大阪のバンドの音が響きました。「灰になってはいけない。炭で頑張れ。いつか再点火する」プロゴルファーの想いを借りて、今は静かに感謝と共に、惜別の言葉を送ります。

「さらば、洲本オリオン座」

(主な出来事)
・人事協議。
・三井住友銀行。ソフトボールの方と出会いました。インターネットバンキング。
・市民との面談。
・協議。

(閑話休題)
・公用車のドライバーを勤めてもらっていた、坂新之さんが、第20回淡路日の出畜産共進会で、黒毛和種種牛最優秀賞1席に選ばれました。
おめでとうございました。県の共進会でも頑張って下さい。