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2013年10月09日

責任の行方

「議論を尽くし、決まればまとまり進んで行く。責任政党の矜持」安倍晋三総理。
今、地方に求められているのも同じことです。

子供達に公平な教育環境を提供するための一宮中学校体育館の建設反対、市民に公平適切な行政サービスと地域整備、違法状態を整理するための駐車場一部有料化の反対、利用を放棄されていた一宮給食センター跡を、地域の雇用、経済活性化と地域美化を推進するための企業誘致を非合法団体まがいの行為で反対した言動、払わなければならない税金を適切に処理すると「新税」と喚いた行為などなど、これらは、歴史が検証します。

当然、淡路市合併10周年の検証でも総括されます。
市民に、正確な情報を伝える義務が、現場の行政に有ります。
田舎にも正義は有ります。

(主な出来事)
・企業面談。(コールセンター)

・広域消防決裁。

淡路市の国際交流について。       

 外交、国際交流などは文化の違う相手と付き合うことです。
感情的にとやかく言っても仕方がないし、次元の違う、明らかに低い舞台に居ると思われる相手の舞台に立つのは避けなければならない。
北方領土問題等にしても同様で、毅然とすると同時に、実行戦略を粘り強く続けなければならない。
尖閣諸島海域の事件についても、日本の国防の質が問われています。
そのような状況の中で、それほど大袈裟ではないにしても、淡路市の国際交流のコンセプトを、合併後8年経った今、ある程度の整理等をしなければならない。
旧5町の全てを引き継ぐ事は、財政的にも、新市としての位置付けにおいても難しい。
本来ならば、一度、全てをスクラップして新たな展開を図る考え方も有ります。
しかし、これまで築いてきた歴史の重みをどうするかという視点も重要です。
課題の多すぎる淡路市としては、相手方の対応などを見ながら柔軟な姿勢で、調整型の国際交流の位置づけを策定するのが得策と考えられます。

以下、現時点でのコンセプトを整理等しました。

1アメリカ合衆国。
 何と言っても世界のリーダー、その人的交流を、淡路市単独で持つことは無駄なことでは無い。しかも、オハイオ州VanWert市と洲本市、Celina市と南あわじ市そして淡路市とSt’Marys市が姉妹都市の関係にあります。しかも、セントメリース市には、淡路市が誘致している企業と関係の有る会社、施設も有ります。
 そういった環境と、淡路島の中で初めて海外との姉妹提携を結び28年の歴史を継続してきたセントメリース市との姉妹都市の関係を淡路市として引き継いでいく。

2ブラジル・パラナグア市。
 平成22年11月、兵庫県とブラジル・パラナ州の友好提携40週年事業に参加し、淡路市としても、1986年(昭和61年)旧津名町が結んだ友好協定書に、市長、議長として再調印しました。
 ブラジル移民の長い歴史、アジアポート構想から培われた関係を、津名港再活性化の視点をも含め、海の駅として再出発しながら、将来の布石として国際港を目指し有事の時の海からの交通結節点としても、淡路市として引き継いでいく。
 特に、2016年には30周年を迎え、順番としては、パラナグア市の使節団を迎えることになります。

3中華人民共和国浙江省義烏市。
 上海西南約300キロ(経由約3~5時間)、面積1,105㎢(淡路島の約2倍弱)、人口約2百万人(淡路市の40倍)、25年程で80万人から急増した都市。
 2009年(平成21年)12月 企業交流
 2010年(平成22年) 3月 義烏市視察団淡路市を訪問。
 同            4月 淡路市視察団義烏市を訪問。
 2011年(平成23年)10月 淡路市、淡路市議会、民間団体等視察団を派遣
 2012年(平成24年)    国際情勢により交流延期。
 2013年(平成25年)10月 淡路市視察団を派遣、確認書締結。
 2014年(平成26年) 7月 視察団派遣5周年  友好都市締結調印。
 2015年(平成27年)11月29日 淡路市10周年 招待(予定)

 隣国である中国との友好関係と、田園都市が2百万人の大都市に発展したノウハウを学び、淡路市が田園都市として発展する事を目的として、交流を継続していく。

4総括。
 西海岸(旧北淡町とセントメリース市)、東海岸(旧津名町とパラナグア市)を以上のコンセプトから、淡路市の国際交流の核として、そして、新生淡路市として、初めての国際交流の締結を、市、議会、民間の共同事業として推進し、淡路市としてのまとまりを目指す。
 その他の地域の国内外の交流事業についても、その環境整備が整ったものから、整備統合等を図っていく事とする。
 なお、別途、東浦図書館とウエストブルームフィールド図書館の姉妹提携も継続していく。