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2014年07月13日

報告

「友好親善、隣国に学ぶ」 2014.H26.7.11中華人民共和国浙江省義烏市

二時間もかからず大連に立つ。
この国は想像以上に大きく、そして想像通り粗雑だ。為政者は何を見ながら生きているのか想像通りであるとしたら、学ぶものは多い。
今回の目的は2つ。1世界遺産の検証。2義烏市友好親善使節団派遣と締結の調印。
1世界遺産。
 淡路島関係で、「淡路島関連の環境を世界文化遺産」と「鳴門海峡渦潮を世界自然遺産」の二つの考えが有ります。後者は、随分前から徳島県が提案しそれに兵庫県側も呼応する形で推進されています。
 前者は、合併当初から淡路市が提唱し、最近、裏千家・千宗室大宗匠が、国際会議場での講演の中で同様の趣旨の発言をされて脚光を浴びています。
 中国の視察は3か所。嵩山少林寺、龍門石窟、西湖。いずれも文化遺産。
 前2か所を見た時は、これはものが違うなという印象であったが、西湖で淡路島も可能性が有ると実感しました。同時に自然遺産の至難さも感じました。
 しかし、文化遺産は最後は政治力ではないかと危惧しました。少林寺は観光地化し、龍門石窟は人間の汗臭さが漂い、西湖は渦潮の方に部が有るかと?ただ、澄んだ空気の状態では印象は一変するのかも分かりません。

2義烏市友好親善団派遣と締結式。
 昨年、覚書を結び、今年は市長同士の調印でした。
 義烏市当局の歓迎は想定の範囲内でしたが、これまで何らかの形で積み重ねられてきた交流が、生きていました。
 義烏市が日本の中で初めて淡路市と友好提携を結ぶことは、まず観光面の交流が先行します。㈱夢舞台(ウエステイン・ホテル)谷口進一社長が義烏市の知東学会等民間企業の青年有志達に当地で淡路市の観光等について講演をされました。キーワードは、健康、環境、観光の3K。
 我々が当然抱いている外国、未知なるものとの交流は、当然、中国側にも有るわけで、2百万都市と、4万7千市の其々の思いは、やはり多くの人が言うように、最後は面談して真意がわかるものです。何らかの繋がりを期待する前者と、多くを学ぶ為の後者の立ち位置が、精神論において対等であることを我々は覚悟しなければなりません。

 これで、淡路市は、米国、ブラジル、中国と直接、韓国、モンゴル、シンガポール、と間接的に国際交流の礎を合併10年の検証の一つとしました。
 それに連携して民間交流の更なる展開を支援、推進することで、「いつかきっと帰りたくなる街づくり」の飛翔を祈念するものです。
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