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2015年03月03日
桃の節句
お雛様を出そうかどうか朝から迷いました。
大きいものを買いすぎました。
次の一手は、2019年(平成31年)第9回ラグビー・ワールドカップのキャンプ地誘致大作戦!
(主な出来事)
・部長級会議
・市議会
・ナイナイお見合い大作戦、結婚届第2号
市役所担当者も嬉しそうです。
あの時、やはり一歩、踏み出していて良かった。
・危機管理課交通安全教育コンテスト受賞祝賀会
淡路地域活性化事業協同組合設立挨拶概要 2015H27.3.2.15時~
淡路島内全域を視野に入れた組合なので、本来は、淡路市長会の会長が挨拶すべきですが、設立時の参画メンバーが、津名地区活性化委員会が大半なので、淡路市を代表して一言、お祝いを申し上げます。
時期的にも、津名郡5町が合併し新生淡路市として出発してから10年目、時の節目に、活性化事業協同組合が立ち上がるのは、素晴らしい試みです。
今、淡路市は「合併10年の検証と未来」と言う事で、事業を推進中ですが、そのコンセプトは、「いつかきっと帰りたくなる街づくり」をしようと言うことです。
東京で働いている青年からフェイスブックで、私に届いた言葉、それに三つの意味を付けました。(1)市民、住民が安全安心で快適に生活出来る街、(2)島外で働いている人が帰って来たくなる街、(3)この地を訪れた人が住んでみたくなる街、です。
その為には、いくつかの課題の解決が必要です。
(1)一定の人口の確保です。その為に企業誘致を推進しています。市内の対象企業も含め34社が確保出来ました。
(2)公共交通の確保です。阻害要因であった明石海峡大橋の料金値下げ運動、国道28号線の生活道路は道路特措法の趣旨から言っても無料という意味で、「明石海峡大橋無料化運動」を率先して展開し、乗用車片道3200円を900円(軽自動車で750円)を勝ち取りました。
また交通弱者対策として、北部生活観光バス、岩屋地域コミュニティーバス、山田地域デマンド交通、長澤コミュニティーバス、を運行しています。
さらに、明石海峡大橋を通れない自転車と125CC以下のバイクが乗船でき、有事の時のバックアップ機能も兼ね備えたた新造船の建設にも着手し、今夏に運行を予定しています。
(3)通勤、通学の市民には無料の駐車場の確保を図り、生活の利便性向上を図っています。
(4)魅力ある多様な教育の推進の観点から、AIE国際高等学校を特区取得により誘致し、タブレット事業も小中学校で全面的に展開しています。
(5)若者から要望の強いワクワク感の有る施策としては
ナイナイのお見合い大作戦テレビ撮影の誘致、兵庫ディオーネ女子プロ野球の誘致、ONOKOROの市条例公園化など多様な要望に応えてきました。
こうした結果、東浦地域では人口の微増、繁茂時には交通停滞を起こすほどの入込人口の増にも繋がっています。
言われるところの集落の消滅は、淡路市の現場においては微妙な差異があります。行政組織が消滅の危機に合う事があっても、集落単位での消滅は意味が違うという事です。
これまで、淡路市は、関西大学、関西学院大学、立命館大学、神戸親和女子大学、芦屋大学、武庫川女子大学等と活性化等について連携を図ってきました。
また、日本イーライリリー㈱等民間企業等と地域連携をしながら、集落単位での諸活動を推進もしてきました。
この淡路島3市時代にあって、身の丈に合った、維持可能な地域経営を模索する中で、市域の課題である、散在する5地域の融合を目指し、点と点を線で結び面的に展開する田園学園都市構想、二眼レフ的な地域整備を目指し、東海岸と西海岸のバランス整備、そして、都市機能集約ゾーンの津名に対比する形の、夢舞台ニュータウン構想(サステイナブル・シテイ―)の推進に努めていますが、現実はまだまだ厳しいです。
東京駅に着くと、タクシー乗り場に人が溢れて待っている。新神戸駅ではタクシーが列をなして待っている。帰島すると人も車も見えないと言った現実の喪失感は深く重い。
こうした課題に真摯に向かい合って立ち上がった組合に、賛同を覚えると共に、淡路市としても情報を共有し相互連携することを祈念致します。
最後に、島内の視点と島外の視点、こうした課題にも配意をお願いしたいと思います。
参考として、
(1)自動車のナンバープレートの表記です。淡路島とすることを提案しましたが、賛成は、高齢者と島外者。大反対は、島内の若者達でした。
(2)伊弉諾神宮の価値観です。島外の方で伊弉諾神宮を基軸に物語として世界文化遺産にと提案している方が、淡路島に帰って感じた事は、何故か、足の引っ張り合い言動ということでした。
(3)明石海峡大橋の架橋の明暗です。何ものにも代えがたい利便性を得た反面、船員等の雇用の場の喪失、船着き場の生活基盤の壊滅、それらは、淡路市北部のサービスエリアの日本一の繁栄といった、形を変えた不条理を島にもたらしました。
これらの事を悪口として捉えるのではなく「川の流れは両岸からみなければならない」という格言として参考にしていただきたいと思います。
三代遡れば、島民全てが親戚と言う柵を上手く利用して地域活性化について考えていただきたい事を提案し、フロントランナーの矜持を持った組合設立の祝辞とさせていただきます。