日記 « 一人静か | 活動報告のトップ | いつでも、やっぱり帰りたい街づくり »

2016年01月04日

御用始め

今年も、淡路市の12年目が始まりました。行政サービスの公平、公正を継続します。

2016年平成28年1月4日(月)9時挨拶概要
akk1060.jpg
akk1061.jpg

皆さん明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
淡路市合併前の人からは、12回目、私としては11回目、新生淡路市1期生からは10回目お正月を迎えました。
2005年平成17年は、日本の人口が(1899年の統計開始以来初の)自然減を始めた年です。
そして、去年の今頃、こうお願いをしました。
「この節目の年の出発に当たって、10年前に皆さんにお願いしたことを再度申し上げます。
現場である私達は、官僚主義から脱却しなければなりません。
こういった意味です。
1 官僚制組織に見られる硬直化した行動様式や意識です。
 ・専横(我が儘、横暴)・形式主義・秘密主義・事なかれ主義・非能率
2 セクショナリズム(集団内部で自分の属する部門に立てこもって排他的となる傾向)
 ・縄張り根性・派閥主義・セクト主義
3 前例踏襲主義
 ・厳しい局面でかばい合う・改革提案が無い・文書優先主義・減点主義」
皆さん方自身の検証はどうでしたか?

さて、昨年は何と言っても、「合併十年の検証」に尽きました。これまでしてきたことを振り返り、それを検証することによって明日の方策を考える年でした。
その事を糧に、今年は国が決めた5年間という期間の中で、五町の課題を解決し、新市としての施策を実行に移していかなければなりません。
一宮地域では、平成元年1989年に開園した香りの公園が、2年後に30周年を迎えその準備が急がれます。
北淡地域では、事務所周辺整備、北淡震災記念公園後背地の利用、旧北淡荘等未利用施設の整理。
岩屋地域では、フェリー乗り場跡用地の再利用、ポートターミナル再整備、田ノ代海水浴場再整備、鵜崎未利用地の利用。
東浦地域では、夢舞台ニュータウンの企業誘致、住宅施設建設と物流拠点施設の事業化。
津名地域では、島内の交通結節点としての県立医療センターから舞子までの公共交通の拡張。認定こども園、小、中、高、大学の連携教育の推進。
これら夢と希望が混在する事業の推進は、新生淡路市の次の一手として実現、もしくは方針決定していかなければなりません。

さて、淡路島も明治維新の荒波から、幾多の歴史の節目を乗り越え、今があります。敗戦後島の人口は23万人ほどと最高になり、昭和の大合併で一市十町が誕生、鳴門大橋架橋から明石海峡大橋架橋までの十年間ほどが、津名引けと言われた現象で津名港周辺が脚光を浴びました。
そして、あの阪神淡路大震災、復旧復興を着実に推進して行く中、旧津名郡地域も少子、高齢化という課題に対面しながら、架橋の便利さという膨大な財産を得る代わりに、船員等の雇用の場の喪失、船着き場等の生活の場の壊滅という別の課題を担いました。
淡路市はそうした課題の現実を直視し、身の丈に合った市政運営を確立するため、当然、市のベースである市民サービスの向上を最大の目標としながら、近未来の次の一手に挑まなければなりません。
それは、(1)大阪湾岸道路計画(紀淡連絡道路計画)の推進であり、四国新幹線計画に淡路島が参画する事等です。それにより、島にかつて有った新幹線駅計画が実現します。そのことは、神戸・淡路・鳴門自動車道路を126年前に提案された大久保香川県会議員、62年前、「何事も夢なかりせば叶いません」と後押ししてくれた原口神戸市長、そして原、永田両国会議員等への恩返しに繋がります。
その他に、動き始めている佐野運動公園野球場の雨天練習場と夜間照明整備に加え、(2)関空からのインバウンド海上交通復活(3)JR舞子駅に新快速を止める運動で淡路島の玄関口の利便性を高める(4)職員提案による情報発信の基地、FM放送の実現そして(5)淡路夢舞台における地域創生のモデル事業の展開(6)あわ神、あわ姫市民観光バスを南進増強させて、津名高校から伊弉諾神宮へも回遊させて市内の交通弱者対策を補強するなどです。
皆さん、一歩、夢に向かって踏み出しましょう。

本年も宜しくお願い致します。

・主な出来事
 ・年始行事
 ・淡路広域行政事務組合年始挨拶
 ・県民局長挨拶、面談
 ・伊弉諾神宮お参り
 ・市内挨拶、面談など
 ・秘書会新年会